平成31年度を迎えるに当たって
2019年6月5日更新
公益財団法人福島県学校給食会
会長 佐藤俊市郎
日頃から、皆様には、当会の事業運営につきまして深いご理解とご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。
平成から新たな時代へと変化する中、当会の事業運営についても役職員一同で基本に立ち返って、見直し・改善・充実させていかなければならないと考えているところであります。
平成31年3月で東日本大震災と原発事故から8年が経過いたしました。昨年度は、震災後、休止していた町村の給食も再開されたほか、三島町でも開始され、現在、県内では59全ての市町村において完全給食が実施されております。
今後も、学校給食の安定的な実施のため、食材等の提供及び食育の推進に最大限の努力と支援をしてまいりたいと考えております。
さて、平成31年度、当会では従来からの事業に加え、次のことを重点的に取り組んでまいりたいと考えております。
まずは、引き続き、HACCPによる衛生管理制度について主食委託加工事業者への指導助言を適切に行い衛生管理の徹底を図ってまいります。
また、福島県教育委員会の指導の下、学校給食の手引き作成委員会において「学校給食の手引き」改訂版の策定作業を引き続き進め、年度末発刊に向けて取り組み、食育の推進と学校給食の充実のため、学校給食関係者の活用に資してまいりたいと考えております。
その他、加工事業者と連携し県産食材を使用した食品開発を促進するとともに食育活動の提案など、生産者と学校等を結ぶコーディネーターとしての役割を強化してまいります。
今年度も、福島県教育委員会、市町村教育委員会及び関係機関団体と緊密に連携し、適正かつ円滑な業務執行に努めてまいりますので、当会の事業運営につきまして、今後とも、一層のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。