身近な食材でヒスタミン食中毒
2016年11月18日更新
学校給食の現場ではアレルギー疾患の有病率が増加していることから、事故防止のため慎重に給食を実施していることと思います。
有病者のアレルギー以外に、食事をした多くの人が発症することがあります。
ある家庭の主婦がある秋の夕食後、近くのスーパーでさんまのすり身を購入。すぐに帰宅し冷蔵保存すればよかったのですが、10時過ぎに帰宅し冷蔵保存。翌日の夕食時につみれ揚げに調理して家族4人で食事したところ、4人とも唇や顔面に異常が出たため、喫食を中止したので大事に至りませんでした。
しかし、翌日、主婦が調理中に廃棄せず残しておいたつみれ揚げを食べたところ、症状が重く、近くの開業医さんに駆け込み治療。
さんまという身近な食材でも取り扱いの不適切が、簡単にヒスタミン中毒につながった事例です。事故防止は食材の取り扱いを適切に!
(食品安全衛生管理室)