令和7年公益社団法人福島県栄養士会公衆衛生協議会研修会が開催されました!!
2025年3月15日更新
令和7年2月15日、当会調理室及び研修室において、県内の栄養士会の会員14名が参加し、非常災害時の栄養・食生活支援に関する研修会が開催されました。
福島県栄養士会公衆衛生協議会会長(福島県県北保健福祉事務所健康福祉部健康増進課 主任栄養技師)佐藤三佳氏のあいさつ後、調理室にて『やってみよう!パッククッキング※とその応用』を3班に分かれ、災害時を想定し限られた食材、調理器具を使用して調理実習が行われました。その後の講習会『非常災害食の試食と応用』では、25年間保存可能な『サバイバルフーズ』や当会で取扱っている、全国の栄養教諭・学校栄養職員が開発した非常食『救給シリーズ』等についての説明がありました。
※パッククッキングとは、耐熱性ポリ袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする調理方法です。一つの鍋で袋ごとに違う料理を一度に作ることができるので、水の節約や時短などのメリットがあります。
≪参加者の感想≫
・今あるもので何が作れるかという考え方がとても良かった。同じ材料でも
調理工程で食べやすさが変わってくるということが分かった。
・だし汁も手軽に取れることを今回知ることができてよかった。
・非常食も食べてみないと好みの味かどうかはわからないので試食させていただけたのは
本当に良かった。意外と味付けが濃いと感じた。
・実践的な内容で、私にとっても有意義な時間でした。
≪佐藤三佳会長より≫
今回は、非常災害時に避難所等での要支援者の食生活支援を念頭においたパッククッキングの実習で、材料を見て、限られた食材だけで自分たちが献立を考えなくてはならない時に、小さい子ども向け、高齢者向けなどテーマを決めて、主食・主菜・副菜を作るという内容でした。
110分の間に、献立決定、調理までを行いました。3班でそれぞれ内容が違う料理ができて、全員で試食を行い、意見交換しました。
また、市販の非常用食品をいくつか試食し、味や食感を確認しました。
日本栄養士会災害支援チーム、JDA-DAT(ジェーディーエーダット)の活動についても
紹介し、災害時の栄養・食生活支援の概要についても学びました。
最後に、来年度から認定される予定の公衆衛生専門管理栄養士(仮称)の情報を共有し
終了しました。