魚のヒスタミン検査実施状況について
2024年8月20日更新
1 ヒスタミンの検査方法 |
当会では「チェックカラーヒスタミン」(キッコーマンバイオケミファ株式会社)という検査キットを用いて検査しています。検査物を粉砕してその1gを希釈液に加え、加熱、冷却、ろ過、試薬添加等の工程を経て、最後に吸光度計を用いて濃度を測定します。
2 ヒスタミン濃度の基準値 |
我が国では基準値は設定されていませんが、コーデックス委員会(国際規格)及び欧米の基準値では、概ね100ppm~200ppmに設定されています。
3 検査実施状況及び結果 |
本会が皆様方に提供している冷凍赤身魚のヒスタミン濃度については、平成28年度から検査を継続しており、累計検査件数は486検体で全てが40ppm以下であることを確認しています。この値はコーデックス委員会等の定める基準値を大幅に下回る濃度でありますので、安心して御利用ください。令和5年度の検査(56件)実施状況を表1に示しました。
当会では今後も安全・安心な食品を皆様方に提供するため、本検査に加え、放射性物質検査、細菌検査、残留農薬検査等も引き続き実施して参りますので、今年度も本会の取り扱う食品の一層の御利用をお願いいたします。 (食品安全衛生管理室)
表1