≪給食会の貸出用和食器を活用した取組≫
2024年3月19日更新
和食器を活用した取組
西会津町給食センター
(所属:西会津町立西会津中学校)
栄養教諭 山口 郁恵
当日の給食風景
本校では、地域について学び、地域の未来を創造するアントレプレナーシップ学習(※)を実践しています。その中で、3学年の1グループが、“町内の空き家を改装して茶屋にし、西会津町の魅力あふれる食材を使った料理を提供したい”と考え、特産物を生かした新メニュー作りに挑戦しました。生徒が考案したメニューは、生徒による試作後、3学年のみの「特別給食」で提供しました。茶屋での食事ということで、和食の貸出食器具を活用させていただき、生徒のイメージにより近づけることができました。
生徒が考案したメニューは、西会津産のしいたけを使った「しいたけのみそチーズ焼き」、西会津産のえごまを使った「噛めば噛むほどうま味が止まらない ごぼうの唐揚げ」、西会津産ミネラル米の米粉とミネラル野菜のほうれん草を使った「ほうれん草の米粉パウンドケーキ」の3品です。
生徒のアイディアを学校給食で実現し、体験することで、生徒はより具体的に西会津町の魅力について考える機会となりました。さらに、いつもとは違う和食器を活用することで、より深く印象づけることができたと思います。今後も子どもたちの食への関心を高めるため、貸出食器等を活用した食育を実践していきたいと思います。
(生徒試作の様子)
【生徒の感想】
・私たちのグループが考えたメニューを給食で食べられて嬉しかったです。おいしく作ってくださった調理員のみなさんに感謝しています!
・いつもとは違う豪華な給食で、食器も特別でとてもわくわくでした。西会津産の特産物を使用し、健康的でおいしい給食をありがとうございました。
・友達が考えたメニューを給食で食べられることが、すごく貴重な体験だなと思います。どれもおいしくて最高でした。
・食器からすべてがとても豪華でおいしかったです。ありがとうございました。
・アントレで考えたメニューが給食に出るのがすごいと思いました。どれもおいしかったし、食器が違ってさらに豪華に見えました。
< アントレ給食2023 献立 >
* 栗ごはん
* ぶりの西京焼き
* しいたけのみそチーズ焼き・・・生徒考案
* 噛めば噛むほどうま味が止まらない ごぼうの唐揚げ・・・生徒考案
* ほうれん草の米粉パウンドケーキ・・・生徒考案
* 牛乳
当日の献立
※ アントレプレナーシップ学習とは
自ら社会課題を見つけ、課題解決に向かってチャレンジしたり、他者との協働により解決策を探求したりすることができる知識・能力・態度を身に付ける学習のこと。