【講師派遣事業】聖光学院高等学校主催の子ども食堂ボランティア養成講座に講師を派遣しました！

2023年10月17日更新

 

　去る7月29日（土）、聖光学院高等学校から福祉科の3年生に対し「子ども食堂」を実施するために、地元のボランティアコーディネーターをされている佐藤恵子氏が、同校の学生に対し新型コロナウイルス感染症等で孤立化してきた子どもたちの現状を把握した上で、地域の課題などについて考えることを目的に、地域の居場所としての「子ども食堂」の運営を考案し、必要な事柄について学ぶ中で、「衛生管理」についての講話依頼があり、当会の川本輝子専門栄養技師が講師を務めました。「子ども食堂の運営における～衛生管理のポイント～」として、実践する子ども食堂では学校給食施設のように設備が整っているとは限らないことから、基本的又は作業中の手洗い、消毒、トイレに行く際の注意点、ボランティア施設における手洗いの場所の設定、使用器具類の洗浄消毒の方法、使い捨て手袋の使い方、献立や調理作業に関することなどについて説明しました。

　その後、参加した18名の学生たちは実際の食堂スタッフとして体験指導を受け、8月1日（火）に地域の交流館で子ども食堂の実践行いました。当日は、ボランティアの方々と共に、沢山のお客様が食事をしている様子や「美味しかった～」の言葉をいただいたことで、終了後の学生からは、「お客さんが、美味しいと言ってくださったのがとても嬉しかったです。次はしっかりと自分も調理に関わって提供したいです。」「次はもっとお客様とコミュニケーションをとりたい。」「効率が悪かった。」などの感想が寄せられました。初めての体験から、ボランティアの意義や地域の課題について考える機会がたくさんあり、ボランティア活動の一環として有意義な経験となったのではないでしょうか。