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平成31年度の食品情報

成30年度は、全国的な天候不順や震災等が甚大な被害をもたらすなど、食材を取り巻く環境は厳しさを増している状況です。当会においても安定的に食品を提供するため、産地等から情報を収集しております。

水産物

ちりめんじゃこ(瀬戸内産)

平成30年(6~9月)の香川県煮干共販実績は、取扱数量が前年比127.1%となりました。規格毎では、大羽は不漁でしたが、中羽は豊漁で、カエリとちりめんは3年前の水準に回復いたしました。

特に30年度のちりめんは、瀬戸内産の販売を休止し、韓国産に切り替えてご案内しなければならない状態で大変ご不便をお掛けいたしました。31年度は価格も値下がりし、落ち着いた原料状況となりそうです。

さんま

平成30年の全国水揚量は、大不漁だった29年度の約7万7千トンと比べて上回り、約12万トン程度となりました。

最近は台湾や中国での消費量が増え、両国の漁獲量はこの10年で急増し、価格も高値推移の状況が続いております。

30年度価格と比べて大幅な上昇はないものの31年度も引き続き高値で推移するものと見込まれます。

むきえび

インド、ミャンマー等むきえびを多く生産している国では、資源保護のための禁漁政策により、5月中旬から8月中旬の間100%禁漁となったことで、平成30年の水揚げ量は例年と比べ大幅な減少となりました。工場の人件費上昇もあわせ、価格は高値で推移しております。

この状況の中、当会では、北海道・東北ブロック学校給食会での共同購入により、価格は据え置きの見込みです。

アカイカ(北太平洋)

北太平洋で漁獲するアカイカ(紫いか)は、三陸からはるか離れた沖で行う夏漁(6~8月)と、三陸沿岸で行われる冬漁(1~3月)の2回に分かれており、平成30年の漁獲量は夏漁4,350トン、冬漁530トンでした。29年よりは増加しましたが、いか全般の不足感が続いており、今後のいか漁の状況にもよりますが、価格の上昇が見込まれます。

するめいか(日本)

30年1~10月のするめいか累計漁獲量は18,335トンと過去最低だった29年よりも3割少なく、価格も高値が続いています。外国船舶が日本の排他的経済水域まで押し寄せていることや海水温の低下によりいかのふ化がうまくいかなかった可能性がある等、いか資源が回復することは考えにくく、31年度も品薄で高値で推移するものと見込まれます。

その他

うずら卵

うずら卵は、原価の中で飼料が占める割合が高い食品です。その飼料が高騰し、農家の採算が悪化しており、離農が進んでいます。

この状況の中、当会では、北海道・東北ブロック学校給食会での共同購入により、価格は据え置きの見込みです。

昆布

北海道産昆布は、海水温の上昇の影響などによって年々収量が減少し、平成30年度も回復の兆しは見えず、価格は上昇傾向にあります。

(業務課)