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平成29年度の食品情報(2)

1月号に引き続き食品情報をお知らせいたします。ご参考にしてください。(業務課)

農産物

馬鈴薯(北海道)

加工原料の主産地である十勝地区は台風による畑の浸水や土砂の流失等の被害が甚大で、腐れによる歩留まりの悪化や品質低下等が心配され、収穫量も例年の4~5割減となる見込みです。価格上昇が予想され、加工品への原料供給が厳しいことから、冷凍加工品の欠品や外国産への産地変更等が予想されます。

枝豆(北海道)

本年は作付面積は若干増でしたが、低温、多雨の影響により生育悪く、一粒莢が多く平年より莢も小さい傾向となりました。台風で収穫できないほ場もあったことから収量は27年の8割ほど、特にむき枝豆は昨年に引き続き数量限定となる見込みです。

いんげん(北海道)

27年の収量不足を受け、28年は作付面積を増加しましたが、6月の日照不足や7月の曇天や降雨により生育遅れや根腐れ等が発生し、収量が大幅に減少しました。数量不足の中、引き合いは強く、価格の高騰や欠品が予想されます。

とうもろこし(北海道)

27年、26年と不作となったため、本年は作付面積を若干増加しました。しかし、6月中旬から降雨が続き、低温や日照不足のため、平年より生育が遅れました。このことにより生育にバラツキが見られ、実も十分についていない状況でした。

また、台風による大雨の影響で工場が浸水し稼働が止まったところもあり、収量は前年の4割程度となりました。冷凍の粒コーン等は価格の上昇や欠品が予想されます。

小松菜(九州)

秋作は9月上旬より播種(種まき)を開始しましたが、度重なる台風の影響で生育遅れや痛み、病気等が発生し、収穫遅れや収量減が予想されます。また、ほうれん草の不作を受け、代替えとして小松菜の使用が増加していることから、在庫状況に注意しております。当会の冷凍小松菜については価格の変動はないものと思われます。

里いも(九州)

ここ数年不作傾向にあるため、不作を警戒した業者が早い段階から原料確保に動き、27年以上に価格が高騰しました。数量も潤沢ではない状況で、端境期には欠品の可能性もあります。

当会では、28年12月から県産の里いも(皮むき乱切り)の取扱いを開始しております。初回となる今回は製品約2トンの生産となり数量限定でのご案内(12月分請求書にチラシを同封)となりましたが、今後は安定生産を行ってまいりますので、是非、ご活用ください。

水産物

ほたて(青森県)

産地としては、青森県の陸奥湾、北海道のオホーツクと噴火湾等が主力です。青森県は27年に引き続き約10万トンを超える豊漁(例年7~8万トン)でしたが、北海道のオホーツク約18万トン(例年30万トン)、噴火湾約5万トン(例年8万トン)と大幅に不漁となりました。数年前から輸出量の増加と不漁により価格が高騰していますが、引き続き高値推移となる見込みです。

むきえび(外国)

ベトナム・ミャンマー・インド等主要な小型天然むきえび産地では、安定した水揚げとなりました。現地工場での人手不足から人件費の高騰が見られますが、国内の消費減や諸外国の買い付け意欲が弱いことから、価格の変動はないものと思われます。

さんま(国産)

27年の漁獲量は、年間11.2万トンでした。これは史上最低の漁獲量ですが、本年の漁獲量も12月までで11万トン程度と昨年に引き続いての不漁となりました。要因は様々ありますが、さんまは台湾や中国で人気となっており、日本に近づく前に大量に外国船によって漁獲されていることは不漁の要因の一つと考えられます。引き続き高値推移と思われます。

昆布(北海道)

北海道産の昆布は、数年前まで例年2.3万トン程度の収量がありましたが、毎年収量が減少しており、昨年は1.66万トン、本年は1.5万トン程度と見込まれております。価格の上昇が予想されます。