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ウイルス性食中毒の話〈A型肝炎ウイルスとE型肝炎ウイルス〉

ウィルスのイラスト

衛生状態があまり良くなかった頃の日本でもA型肝炎ウイルス(HAV)が流行していたことがありますが、現在国内で発症する事例の大部分は海外からの輸入例と考えられています。
一方、E型肝炎ウイルス(HEV)については国内土着が確認されています。

HAV 感染の場合、5歳未満では大部分が不顕性感染ですが、成人では症状は強く現れます。発症の2週間前から糞便中にHAV が大量に排出されるので、調理従事者が感染した場合には、手指を介しての食品汚染の可能性が考えられます。井戸水や加熱不足の二枚貝等が原因食品として報告されています。

HEV 感染の特徴として、妊娠第三期の妊婦さんが感染した場合、劇症肝炎を発症する割合が高く、致死率は20%にも達します。加熱不十分な豚レバー、野生動物(猪・鹿)の肉や肝臓の喫食による発症事例が報告されています。

(食品安全衛生管理室)