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給食会だより
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給食会だより 2010年 4月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
 うららかな季節を迎え山並みの木々もふっくらとしてまいりました。桜前線も日ごとに北上を続けています。
 この季節には、植物、動物を問わずすべての生きものが生き生きとして、春を楽しんでいるかのように見受けられます。
 また、4月は海山の恵みも豊かな季節です。旬の魚、野菜等給食の食材も豊富に出回りますね。
 本会でもたくさんの食材をご用意させていただいておりますのでぜひ、ご活用くださるようお願いいたします。

【(財)福島県学校給食会理事会・評議員会開催

 去る2月12日に本会の平成21年度第2回理事会・評議員回を開催し、平成22年度事業計画・予算等が審議の上、承認されました。
 なお、今後も引き続き、学校給食における物資の開発及び、供給を通した地産地消や、食育の推進を支援させていただくため、食育に関する調査研究会や、関係する情報の収集・提供を積極的に行うとともに、学校給食管理システムの利用を促進するほか教材等の貸出、学校給食実施現場からの給食用物資の食品検査の充実を図るなど、学校給食の普及充実事業を一層強化してまいりたいと考えます。



【「平成20・21年度食育に関する調査研究報告書を配布しました。】

 本会の「食育に関する調査研究会」により、集団的な食に関する指導方法「食事のマナー」「食文化」「不足しがちな栄養素の摂取」、個人的な食に関する指導として「肥満ややせ」に視点を置き、指導者、児童・生徒及び保護者を対象に学校における食育の在り方について、食に関する調査研究をしてまいりました。
 学校の現状、児童・生徒の食に関する考えや実践、さらに保護者の考えや家庭の食事などの実態の一部を整理したものです。
 各学校の「食育の推進」に役立てていただければ幸いです。




「カツオ解体君」カツオを部位毎に解体できます!
「生カツオの身の切り方」工程図


(1) カツオの合体図。


(2) 頭と胴体に分ける。

(3) 内臓をとり、身を三枚におろす。


(4) 背側と腹側に切り分ける。


南相馬市学校給食センター  栄養教諭 佐藤惠子

1  はじめに
 当センターはドライシステムによる給食センターとして幼稚園4園、小学校4校、中学校1校の9カ所に1,230食の給食を提供している。南相馬市で生産された食材を活用した安全な「手作り給食」に取り組んでいる。
  
2 
当センターにおける実践
(1)
給食献立内容の充実
給食を生きた教材として活用するために
1. 献立に地場産物の野菜やくだものを使用し、旬の野菜のおいしさと季節を感じるようにしている。又、生産地区・生産者名を放送資料「日々の給食たより」で知らせ「感謝の心」や「郷土愛」を育む一助になる取り組をしている。
2. 献立は中身がわかる素材品を加工調理し、安全・安心の手作り給食を園児、児童、生徒に提供している。
3. 日本食の良さを理解するために週3回の米飯給食に主菜、副菜、汁物がある献立としている。
(2) 「食に関する指導」の取り組み
1. 給食時間の各幼稚園・学校訪問を年間計画で作成し実施。子どもたちの給食準備や食事の様子、後片付け等の実態を把握し、学校での円滑な給食運営や子どもたちの望ましい食習慣形成のため、訪問の際に食材の栄養、食事マナー、食文化、衛生的な食事などの一言指導を行っている。
2. 「日々の給食たより」を幼稚園、学校に配布し、お昼の放送時間を活用して献立名や食材等に対する興味や関心、知識を高める給食指導を進めている。
3. 各受配校の食育全体計画に基づく学級活動や総合的な学習時間の「食に関する指導」を文部科学省発刊「生活を考えよう」を活用し、学級担任や養護教諭とT・Tを組み実施している。子どもたちが自分の食習慣を見直し、望ましい食生活を実践する意欲付けを高めるよう心がけている。
(3) 家庭・地域との連携
1. 栄養バランス、食事マナー、食の安全等食に関する情報を「献立表」「給食だより」の内容に盛り込み家庭に発信し、「食」の啓発を図っている。
2. 納入業者を通し地元農産物の生産を生産者に依頼し給食に使用している。
3  まとめ
 学校給食を生きた教材とした「食育」の取り組みを各園、各学校に更に推進するために実践、評価を生かし、より良い「食育」を継続していきたい。


飯舘村学校給食センター栄養技師 鴫原亜矢子
○ テーブルマナー教室
 飯舘村学校給食センターでは、毎年飯舘中学校2年生と特別支援学級を対象としたテーブルマナー給食を、修学旅行の事前指導という位置づけで実施しています。サーブは、給食センターの調理員が中学校に出向いて行います。
 生徒には事前に「会場に入ったらそこはレストランと同じと考えること。他の人に迷惑をかけないように楽しく食べること」と指導します。クラシックの音楽を流し、テーブルには花を飾るなど、装飾も工夫しました。黒板には、洋食のマナーを図解したものを掲示して、マナーを意識しやすいようにしました。最初の料理はコーンスープですが、背筋を伸ばし、音を立てず、すすらないようにスープを飲むというマナーに、いつもにぎやかな学級の雰囲気が一転、張り詰めた雰囲気となりました。メインディッシュであるハンバーグを食べる際には、ナイフの持ち方と使い方を詳しく説明しました。しかし、間違うことへの不安からか、なかなか一口目を食べられない生徒が多く、担任の先生や結婚式などで経験したことのある生徒がお手本を見せることで、無事に食べることができました。
 イギリス人のALTの先生にも一緒に食べていただきましたが、食事後のフォークとナイフの置き方を、皿の上に右ななめに置くのではなく、皿の真ん中にまっすぐ縦に揃えて置いていたのが印象的でした。 国や文化の違いで作法は異なりますが、「他の人に迷惑をかけず、気持ちよく食べる」ということは、万国共通だということが生徒たちにも感じられたようです。

○ 生徒の感想

・スープを、音を立てずに飲むことが難しかったです。大人になってから恥をかくより、今回体験できて良かったです。今日やったことを忘れないようにしたいです。
・緊張したけど、教えてもらってナイフとフォークが上手に使えるようになってうれしかったです。料理もおいしかったので、またやってほしいです。
・慣れないナイフとフォークを使ったので、とても疲れました。箸を使いたかったです。

○ 次年度へ向けて
 次年度のテーブルマナー給食では、バイキングコーナーを作り、バイキング料理時のマナーについても盛り込む予定です。学校給食でバイキングを経験したことがない生徒たちなので、実際に役立つよう工夫したいと考えます。


郡山市立行健第二小学校 栄養教諭 武藤真紀
1 実施内容
  郡山市立小中学校食育推進事業のひとつの「栄養教諭食育派遣事業」で郡山市立学校の食育推進栄養教諭として平成21年度携わることとなった。市内の小学校(栄養職員未配置校)、自校給食実施中学校を対象として、給食の時間、教科の授業時間、総合的な学習の時間、特別活動等の学校が希望する時間に実施する。内容は(ア 子どもの発育発達段階に応じた食生活全般に関すること。イ 学校の食育推進全体計画に関すること。ウ 学校の要望する内容に関すること。)である。
2 栄養教諭の取り組みの実際
  学校実施状況は36校49回1センター(小学校33校46回、中学校3校3回、センター1回)であった。
教科等別実施状況は家庭科19回、体育(保健分野)1回、生活科1回、総合的な学習の時間6回、特別活動57回実施した。小学校では、特別活動(学級活動)小学校高学年では家庭科の食の領域、中学校では、家庭との連携強化事業の「マイ弁当」の指導が多かった。学校給食の献立を教材化し、より指導が身近に感じられるように配慮した。
3 成果
  食育指導は単発で実施して、すぐに効果が表れるものではない。栄養教諭派遣事業を授業参観や学校開放で実施することにより、保護者への啓発にも繋がった。また、授業の様子を学校通信や学級便り、給食だより等で保護者に伝えることにより、食への関心を高めることができた。授業の形態は、基本的にティーム・ティーチングで進められ、食育推進コーディネーターや学級担任との事前打ち合わせ等を通して、食育の重要性をより深く理解する契機として活用いただいた。
  この事業に関わり、多く学校に直接足を運び、多くの児童生徒・教職員に出会え、授業等の実践を重ねることができたことは、私にとってもとても学びの一年となった。 



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