財団法人福島県学校給食会
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給食会だより
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給食会だより 2009年 5月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
 風薫る季節、新緑の香がすがすがしい季節になってまいりました。
 新年度になってから約一か月が過ぎようとしております。
それぞれの職場にも慣れ、一年の計画のもとに進まれていることと思います。当会の学校給食にかかわる貸出教材や食器類、検査器材などの年間申し込み も徐々にいただいております。ご迷惑をおかけしないようにお届けしたいと考えて おりますので、早めの連絡をお待ちしております。

中学校における給食指導について

国見町給食センター 主任栄養技師 佐藤 香代子

 国見町給食センターは、幼稚園2園、小学校4校、中学校1校合わせて、1,030食ほどの比較的小規模の共同調理場です。当センターでは、各小中学校の児童生徒に年間計画に沿って食育の取り組みを行っていますが、ここでは中学校における給食指導について一部紹介します。

1 はじめに 
 中学校における給食指導は食事時間が短く、準備をし食べる時間でぎりぎり終了という、各クラスの巡回指導も含めてなかなか時間がとれないのが現状です。
 そこで効率よく継続的に指導する方法として、5年ほど前から月1回、第3火曜日の給食時に5分程度テレビ放送による指導を行っています。
 放送内容資料も事前に配付しておき、終了後は教室をできるだけに巡回します。内容はその月の指導計画に合わせたテーマや、生徒が興味、関心をもち身につけて欲しいことなどに絞っています。


2 平成20年度の内容紹介
5月 国見町給食センター紹介 11月 頭に必要な栄養素と食べ物に
ついて
6月 カルシウムについて 12月 免疫力アップの食事
7月 夏の食生活とおやつの取り方に
ついて
1月 スローフードと郷土食について
9月 強くなるためのスポーツ栄養学に
ついて
2月 まごはやさしい食事をしよう
(食生活のまとめ)
10月 お米について

 

3 成果・課題
 2月まで指導を行った後、1、2年生対象に毎年放送における給食指導についてのアンケートを実施します。質問項目は、@よく聞くことができたかA話の内容はわかりやすかったかBプリントはあった方がよいかC役に立った話はあったかD今後どんな話を聞きたいかなどです。結果はほぼ毎年同じで、よく聞いた15%、半分ぐらいが65%、あまり聞かなかった20%になっています。給食の準備中、食べるのに夢中、友だちと話をしていたなど、あまり聞いていない生徒もいましたが、食べながらでも言葉は自然と耳に入ってきます。
 短時間での指導のポイント、時間の調整、話し方の工夫など、更に効果的な指導方法を考慮し、3年間継続的に聞くことにより、少しずつ食に興味・関心を持ち、自分自身の健康管理の維持に繋がるような計画的指導を進めていきたいと考えます。



「子どもたちに望ましい食習慣を」

福島市立清水小学校 栄養教諭 亀田明美

 本校では、学校教育目標のひとつ「たくましい子」の具現化に向けて、教育活動全体を通して様々な取り組みを行っています。食育においては、昨年度実施した児童の食生活に関するアンケート調査から、「食事のリズム」及び、「朝の排便の習慣」が課題であると分析し、課題解決に向けた下記のような取り組みを、食育全体計画に基づき実施しました。

○ 教科・特別活動における食に関する指導の実施
 家庭科と学級活動の時間に食に関する指導を行いました。その際、学級担任と栄養教諭が協力して事前の実態把握とそれに基づいた指導案の作成を行い、個人差を踏まえた指導や、家庭の協力が得られるようワークシートにお家の方からコメント欄を設けるなどの工夫もしました。

○ 学校給食における食育の推進
 学校給食を生きた教材として活用して食育を推進するために、下記のような取り組みを行いました。

(1)  糞便量を増やし大腸内の環境を整える効果がある食物繊維を多く含む食品を意図的に取り入れた献立の実施。

(2)   児童の野菜の摂取量向上と、地域農業へ理解を図るための、地場産野菜の積極的な活用。

(3)  学級担任による給食指導の指導資料となるよう、食育通信を毎回発行。

(4)  食材や調味料等を吟味し、加工品を使わず手作りするなど、魅力ある給食にするための調理技術の向上。
○ 家庭との連携の推進
 給食試食会・食育講演会・PTA対象の料理教室を開催し家庭への協力を呼び掛けました。

 以上のような取り組みを行った結果、昨年度の朝食欠食率ゼロ週間運動期間中に行った生活習慣チェックでは、「三食食べる」割合が96.8%から97.4%に、「朝の排便がある」の割合が、69.6%から75.1%に改善されました。
 昨年度の取り組みより、休日の欠食など新たな課題が見えてきたことから、今年度はこれらにも配慮し、教育活動全体を通して、さらに家庭・地域と協力しながら意図的・計画的に食育を推進していきたいと考えています



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