財団法人福島県学校給食会
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給食会だより
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給食会だより 2008年 6月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
 じめじめとした季節ですね。食中毒防止に努めていきましょう!福島県 学校給食会では、食中毒防止に関するビデオ等も取り揃えています。どう ぞご活用ください。
【 福島県学校給食会第一回理事会・評議員会開催 】
 5月26日に本会において開催し、平成19年度事業実施状況および決算について承認されました。
 平成19年度における本会の給食物資の供給業務については、おかげさまで、前年度供給実績額対比で101.9%でした。
 また、学校給食の普及充実に関する業務については、「食に関する調査研究会」において研究集録を作成し、学校給食現場を中心に県内外に広く配布しました。貸出教材として人気の高い「フードモデル」を新たに購入し、積極的な貸し出しを行いました。そのほか、学校給食管理システムの定着と拡大、ホームページを活用した情報の収集と提供、普及事業積立基金を利用した学校給食関係団体への助成を行いました。

【 平成20年度行事予定について 】
 学校栄養職員研修会の開催日が平成20年11月4日(火)、11日(火)に決定いたしました。

【 商品案内 】
  本会取扱い「乾しいたけ」について、改めて次のとおりご案内いたしますので、ご検討いただきますようお願いたします。なお、価格については消費税及び地方消費税相当額抜きの表示金額です。

 品名

規格 価格 備考
国産菌床しいたけ(スライス) 500g 3,600円 *新商品です。
福島県産原木乾しいたけ(足切) 500g 5,000円 *6月より予定
福島県産原木乾しいたけ(スライス) 500g 5,200円 *6月より予定
国産原木乾しいたけ(足切) 1kg 7,000円  
中国産原木乾しいたけ(スライス) 1kg 4,200円  
 ※4,5月に取扱いました「国産乾しいたけ」は、「福島県産乾しいたけ」が入荷次第(6月中)、順次切り替えてまいります。
 ※ご注文の際には
赤文字の品名をご記入下さい。
 ※菌床しいたけとは、オガクズと栄養物を混合した栄養培地で栽培したしいたけです。
 原木しいたけとは、クヌギや、ナラの木で栽培したしいたけです。 

菌床しいたけ 原木しいたけ



石川町立沢田小学校 主任栄養技師 庄司 祐理

 平成20年度がスタートしてからの約1か月間は、1年生の給食指導に力を入れてきました。本校の1年生は16名ですが、児童館では給食がなく、お弁当を持参しているため、小学校から給食を食べはじめる児童がほとんどです。配膳の仕方、おぼんの持ち方、食事のマナー、食器の片付け方など、担任と協力しながら指導を進めてきました。毎日給食時間に顔を出して指導することによって、命の大切さと感謝の心を育み、食に対する興味・関心を持ち、そして給食を好きになってほしいという思いで指導をしてきました。子どもたちは給食が大好きになり、苦手な食べ物や初めての献立にも声をかけることによってチャレンジし、「全部食べられたよ」「給食最高!」と笑顔でこたえてくれます。チーズが苦手だった子が食べられるようになったり、毎日残していた子が全部食べられたりすると、とてもうれしいものです。毎日おかわりしてくれる子もいて、残滓はあまりありません。担任の先生の給食指導に学ぶところも多く、声かけ、励まし方、ほめ方など、とても参考になります。今後も好き嫌いや食事のマナーに重点を置き、担任と共通理解を持ちながら、引き続き指導していきたいと考えています。
 次に、6月の食育月間は、朝食欠食率ゼロ週間運動と位置づけ、朝食摂取に関する様々な取り組みを行います。主な取り組みとしては、朝食摂取状況調査、各クラスでの給食指導、朝食モデルメニューの実施、朝食摂取に関する標語募集、夏休み朝食摂取カレンダーの実施などです。昨年度10月に実施した朝食摂取状況調査では、平日・休日ともにほぼ100%朝ごはんを食べていましたが、主菜や副菜がない、野菜や果物の摂取が少ない、朝食後排便がないなどの問題点がみられました。朝ごはんは成績や体力の向上、心の安定にもつながるため、家庭への啓蒙を図り、連携を密にしながら朝食摂取の習慣づけを図れるように、取り組みを行いたいと思います。  最後に、子どもたちの「おいしかったよ」の笑顔が見られるように、そして給食が生きた教材となるように、調理員と力を合わせて安全でおいしい給食作りに励み、食に関する指導も充実させていきたいと思います。




福島市西部学校給食センター 栄養技師 畠山令子

 当学校給食センターは昭和45年に開設し、福島市内で最も古い学校給食センターです。受配校は小学校8校・中学校3校で、調理員12名(うち1名臨時職員)が約3,500食の給食を提供しています。
 平成19年12月14日、地域に根ざした食育を実践するため、受配校のひとつである佐倉小学校において「食育フォーラム」を開催しました。当日はフォーラム参加者を対象にした給食試食会からはじまり、参加者は福島市の郷土食である凍み豆腐を使用した「あぶくま汁」、子どもにも大人気の「さばのみそ煮」などを味わっていただきました。
 試食会後に行われた講演会では、福島県立医科大学付属病院の主任栄養技師・小林英二先生を講師にお招きし、「子どもの健康と食事」という演題で講話をいただきました。講話で先生は現代の子どもたちの食事・食習慣の問題点、特に本県の子どもたちは肥満傾向が全国平均を上回ることを提起し、子どもにとって栄養バランスのとれた食事として、「まごわ(は)やさしい」に代表される野菜、海藻、魚類などを積極的に取り入れることが望ましいと話されました。この日は佐倉小学校の授業参観日でもあったことから63名もの参加者が集まり、熱心に講話を聞き入っていました。
 午後からは同小学校2学年の学級活動において、「給食ができるまで」というT.T(ティーム・ティーチング)授業も行いました。給食には多くの人々が関わっているということを気づかせるため、業者が納入する様子をビデオ上映したうえで、実際に給食センターで使用している調理器具を教材として活用しました。大きなしゃもじや泡だて器を手にとった児童たちは「大きい!重い!」と口にし、それらを使った調理の苦労を体感することで、感謝して食べようという気持ちが芽生えたようです。授業参観に集まった保護者の方々の中には、児童と同じように感心する様子も見受けられました。
 食育フォーラム開催にあたっては会場となる佐倉小学校、講師の小林先生との間で何度も連絡・協議を行い、当日に望みました。準備に苦労はつきものですが、全てを終えて参加者のアンケートに目を通したとき、数多くつづられていた喜びや感謝の言葉は、それを忘れさせてくれるのに十分でした。給食センターにおける「学校・家庭・地域と連携した食に関する指導」のひとつとして、今後も継続していきたいと考えております。






喜多方市熱塩加納学校給食共同調理場  佐藤 明子
 
<はじめに> 
 喜多方市熱塩加納学校給食共同調理場は、町内の小学校2校、中学校1校、幼稚園1校で合計約310食を調理し、中学校以外の3校に配送しています。中学校は調理場に隣接しており、出来たての給食を単独校と同じ感覚で食べることができます。今回は主に、私の所属校である中学校においての取り組みについて紹介させていただきます。

1.まごころ野菜を活用した給食の実践
 一番の特徴は、地場産(熱塩加納町産)の減農薬・無化学肥料の野菜(「まごころ野菜」と呼ん でいます。)をできるかぎり取り入れた献立にしている事です。この取り組みは完全米飯給食とと もに平成元年からスタートし、当時単独校で給食を実施していた小学校2校のうち栄養士の所属校 である加納小学校からはじまったそうです。保護者の熱い要望がある為、20年目を迎える今日ま で途絶えずに実践してきている、熱塩加納の給食の伝統とも言える最も重要な取り組みです。
 地場産の野菜を使用するという取り組みは、地産地消の推進もあり最近ではさかんに他でも行われていることと思いますが、昨年着任した私は熱塩加納の給食に使われている地場産物の割合の多さに大変驚きました。基本的に地場産野菜の使用最優先で献立を考える、と言っても過言ではないでしょう。慣れるまでは不安に思うこと(この野菜はこの料理に合うのだろうか?この野菜の状態でも調理作業は大丈夫なのだろうか?など)もありましたが、地場産最優先の意識は調理員達にも深く浸透しており、私から見たら作業が大変でクレームを受けそうだなと思う野菜達も、いつもどおりという様子ですんなり受け入れて頑張って作業してくれるので、大変助かっています。 調理員の人数は他から見ると1名多いのですが、これほどの地産地消、手作り給食を実践しているので、決して多すぎるとは感じません。地場産物の使用は、食育の生きた教材である「給食」を食する子ども達が五感を用いて地域について興味を持つことができるので、大変有効な食育の取り組みだと思います。給食での地場産物使用の割合を多くするためには、地場産物の規格を厳格にする方法に目がいきやすいようですが、調理作業がスムーズにできるように調理員の人数を増やす事のほうが近道なのではないかと熱塩加納に来てつくづく感じています。

2.生産者の顔がわかる食材の展示
 中学校は調理場と隣接している食堂で給食を食べます。食堂の入り口近くに、給食のサンプルと、 今日の給食に使われた地場産野菜を展示するコーナーを設置しています。野菜の展示には、生産者 の名前や顔写真も紹介しています。生徒達が知っている生産者もいるので興味を示しているようで す。中学校にお孫さんが通っている生産者の方も数人います。

3.その他食に関する指導の取り組み
 (1)給食時間には、その日の給食に使われている食品に関しての「食べ物クイズ」を実施して います。マイクを使用して読み上げるので、三択式にしています。 (2)通常の保健委員会の他 に、全校生徒、職員、保護者代表、校医が参加する拡大保健委員会が年1回行われ、健康に関する 話題をテーマに取り上げます。昨年は「朝ごはん」についての講話を担当しました。

<おわりに>
 熱塩加納の給食は、例えると「地域の生産者や保護者の方々にも一緒に担いでもらっている、御神輿(おみこし)のようだ」と思います。担ぎ手が少ないと、負担がかかりすぎてうまく前に進めません。しかし多少の負担は「子ども達のためによい給食を!」の信念があるからこそ、無理を承知で引き受けてくださっているのだと思います。今後も引き継いで実践できるよう、無理しすぎないように地域の方々と連携をとって共に担ぐ手、そして腕力を減らさないようにする事が一番大切な仕事だなと思っています。

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