過去の給食会だより
給食会だより
2008年 3月号
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日ごとに春めいて、木や草花のつぼみがちらほらほころび始めているようです。三月は一年の締めくくりの月で、お忙しい日々を送られていることと思います。健康には十分留意されお過ごしください。
【
(財)福島県学校給食会理事会・評議員会開催
】
2月8日に本会において開催し、平成20年度の事業計画・予算について、審議の上承認されましたので、その概要についてご説明申し上げます。
本会取扱物資による食中毒、異物混入事故等の発生を予防、防止するため、製造者に対する衛生管理の徹底を図るとともに、引続き原料産地表示、遺伝子組み換え食品、食品添加物、残留農薬等の安全性の確認と食品検査を適切に行い、安全で安心して利用できる良質な物資を取り扱う。
「地産地消」運動の展開並びに「食に関する指導」の生きた教材として活用されるような県産地場産物を利用した新たな物資及びメニューの開発などをとおし、生産者と学校のニーズを結びつけるコーディネーターの役割を一層推進する。
学校を通じた食の教育が極めて重要であることから、それらに携わる栄養教諭・学校栄養職員等がより専門性を発揮できるよう、食育に関する情報等を収集し、提供するとともに、調査研究活動、各種講習会、研修会等を開催し、食育の推進を積極的に支援する。
公益法人制度改革に伴い、本年度から開始される公益認定申請へ向け、柔軟かつ適正に対応できるよう関係情報を収集し、公益性をより発揮できる業務運営体制を確立し、持続可能な安定的運営を図るとともに、公益法人としてふさわしい事業運営を積極的に推進し、より公益性を高める。
【
第3回学校給食用物資選定委員会開催
】
物資委員会では、本会が取り扱う物資の選定及び開発等について調査研究を行い、物資供給・あっせん業務の適正化、円滑化を図っていきます。
物資選定にあたっては、食品衛生法等の法令及び使用基準を遵守しており、良質安全で適正な価値を有し、学校、共同調理場等のニーズに応えられるものを選定することを基本的な考えとしています。
去る2月21日、委員16名の出席のもとに開催し、平成20年度上期新規取扱物資の(4月から)協議選定を行い、候補物資24品目の中から16品目が選定されました。
今回は国産のいちごを使用した特級タイプのジャムや三陸産金華さばを使用したおろし煮、ノンアレルギードレッシング3種など、安心してお使いいただける物資を中心に選定いただきました。
給食会取扱い物資の問い合わせ・サンプルの請求・・・
一般物資係までお願いします。選定品については、別紙でご案内いたしますので、是非ご利用いただき、ご意見・ご感想をお聞かせください。
福島市立松川小学校 教諭 村上 ひろみ
本校では、児童の「食」に対する意識を高めるために、「学びの場の充実」「児童会委員会による食に関する活動の活性化」「保護者への啓発」などを重点として取り組み、実践してきました。
学びの場としては、福島市南部学校給食センターの栄養技師の協力を得て、各学年のテーマにそった食に関する授業を行いました。児童は、自分の健康を守るためにはバランスよく食べることが大切であることなどを学び、食への関心を高めることができました。フリー参観にも食に関する授業を実施し、保護者にも食の大切さを理解していただく場を設定しました。
児童一人ひとりの食に対する関心を高めるために、児童会の給食委員会も進んで活動してきました。「朝食欠食ゼロ」や「給食を残さずバランスよく食べること」をめざして、給食の時間に放送で呼びかけたり、給食だよりを発行して全校の児童や各家庭に配布したりしました。また、各学級で朝食調べを実施したり、委員会の活動発表会の場で、「元気のもとは朝ごはん」の劇を行ったりしながら、食の大切さを呼びかけてきました。様々な活動を通して、児童の食への意識の高まりが見られるようになってきました。
保護者に対しては、PTAの教養委員会や給食センターの方々が中心となって、試食会や講演会を開催しました。講演会では、「コンビニ時代の食生活」というテーマで、食品の添加物やカロリー、栄養のバランスなどについて具体例をもとに話し合い、食への関心を高めることができました。
平成20年度は、福島市教育委員会の指定を受け、「食べる力をはぐくむ食育の推進〜学校給食における学校・家庭・地域の連携を通して〜」というテーマのもとに取組んでいきます。地域の方や栄養技師との連携をさらに深め、食に関する指導を充実させていきたいと考えています。
南相馬市学校給食センター 主任栄養技師 渡部 和子
南相馬市鹿島区は、今年度福島県教育委員会より食育推進モデル地域の指定を受け、各種食育事業に取り組んできました。
年度当初に、鹿島区食育推進連絡会議を開催し、学校代表、地場産食材取扱い業者代表、栄養教諭、栄養技師等によって、本事業推進に関する協議を行いました。
連絡会議を受け、まず一つ目に取り組んだことは、地場産食材の活用の推進です。地場産食材納入業者やJAの野菜生産出荷計画等の情報をもとに計画的に献立に取り入れるようにしました。その結果今年度は、昨年度より多くの地場産の野菜を計画的に使用することができました。また、生産者が野菜を大切に育てている姿やその思いを児童生徒へ紹介し、野菜がより身近に感じ、安心して食べようとする意識の高揚を図る努力を致しました。
二つ目に、児童生徒の給食への関心を高める手だての工夫に努めました。児童生徒から希望するメニューを募集して、給食の献立に取り入れ、給食への関心を高めるようにしました。また、「給食センターだより」を週2、3回発行し、献立や食材の紹介、マナーについての情報も提供してきました。各学校の昼の放送は、指導、啓発活動、情報提供には、極めて有効な手だてになりました。
三つ目に、各学校で食に関する授業や講演会を積極的に行いました。具体的な内容については、各学級の担任の先生や食育担当者と入念に打ち合わせを行い、児童生徒にわかりやすく、すぐに実践できる内容に心がけました。
これらの取組みを通して、児童生徒の食に関する意識が高まり、食を通して児童生徒の健全育成に役立ったのではないかと思っています。今後、これらの取組みを継続して行うとともに、保護者や地域との連携をさらに深め、学校・家庭・地域が一体となって、食生活の充実と改善に努めていきたいと考えています。
〜学校給食で食文化を学ぶ〜
1月24日から30日は学校給食週間。県内各地で「食」に関する様々な取り組みが実施されました。そこで、学校給食を「生きた教材」として活用した取組みや感謝の心を育む取組みをご紹介いたします。
学校給食週間の取り組み
〜献立コンクールを実施して〜
浪江町立浪江中学校 教諭 鈴木八重子
本校では、学校給食週間中に「調理員さんへの感謝の集い」を行っています。生徒会実行委員会の給食委員会が中心となり企画運営をします。
内容は、学校給食の歴史と学校給食ができるまでについて、給食委員長がパワーポイントを駆使して説明します。その後で、全校生徒から募った給食について日頃思っている疑問を、その場で代表生徒に質問させ、調理員さんと栄養技師の先生に答えていただくという機会を設定しました。質問の中には、「食器が割れて却って来たときはどんなお気持ちですか」や「浪江町でとれた野菜はどんなものが使われていますか」などがあり、調理員さんに丁寧にわかりやすく答えていただきました。最後に、給食委員長が感謝のことばを述べ、給食委員会の1年生から調理員さん7名にお一人ずつ花束を贈り、和やかに終えることができました。
会終了後、片付けの時の「ごちそうさまでした」の声がさらに元気良くなったと、調理員の皆さんから教えて頂きうれしく思いました。次年度も生徒のアイディアを取り入れ、食べることや給食に一層の関心が高まるよう、会を盛り上げさせたいと考えています。
日頃の給食委員会の活動としては、給食に関するポスターを「残さず食べよう。」「清潔なエプロンを身につけよう」「感謝の気持ちを忘れずに」などのテーマで制作し、啓発活動をしています。毎日の活動としては、当番制で配膳室の清掃、後片付けの補助を行っています。
来年度は生徒による自主的な取組みをさらに進めて行かなくてはならないと考えています。食育に関しては地域と学校が一体となっての取組みがますます必要になってくるのではないかと思います。
学校給食週間の取り組み
〜献立コンクールを実施して〜
福島県立盲学校 主任栄養技師 五十嵐 好恵
盲学校では、学校給食週間の行事のひとつとして、献立コンクールを行い、入賞作品を実際の給食献立に取り入れています。複数の食材をテーマとして挙げ、一食分の献立として考えますが、低学年は、家族の好評メニューや、家族みんなで考えた料理も応募しています。11月にコンクールを実施し、応募作品から最優秀賞1名、優秀賞2名を選び、1月の学校給食週間の時期に給食として紹介します。今年のテーマ食材は、豚肉・白菜・きのこ・わかめでした。
最優秀献立は、小学部6年生男子の「栄養満点!ぼくの好きな元気モリモリメニュー」です。家庭科で学んだことを生かして、テーマ食材を取り入れながら、好きな料理を組み合わせて考えたそうです。その他、優秀賞2名と、バランスの良い献立に特別賞が贈られました。入賞者4人には、実施日の給食時間を利用して表彰式を行いました。応募した児童からは、「家で食べている大好きな料理を紹介したかった。」や「自分の好きな料理をみんなで一緒に食べたいと思って作った。」等の感想がありました。はやくも、来年のコンクールへの意欲を発表する子もいました。実際に出された入賞作品は、どれもおいしいと好評でした。入賞者は、自作の献立が実際に食べられていることを大変喜んで、また周囲の友達は、友達の考えた献立に感心しながら食べ、感想を伝えていました。
子どもたちは、好きなものや食べたいものだけでなく、季節や旬の食材にあった献立や、バランスのとれた献立とするために、どんな料理を組み合わせれば良いのかも考えて作ってくれました。献立コンクールは例年の行事となっており、テーマ食材を全部使ったものや、オリジナルメニューなど、年々レベルアップしています。学校給食週間のねらいのとおり、毎日の食生活を振り返る良い機会となっています。また、食事を作ってくれる方への感謝の気持ちや日々の食事の大切さをあらためて感じているようでした。
今後も、学校給食が食育に活用できるよう取り組みたいと考えています。
学校給食週間献立
〜献立コンクール入賞作品〜
最 優 秀 賞
わかめご飯・牛乳・豚肉の野菜巻き・かぼちゃのサラダ・きのこと切干大根の煮物・にら玉汁
優 秀 賞
舞茸ご飯・牛乳・豚肉の生姜焼き・酢の物・白菜の味噌汁・バナナヨーグルト
優 秀 賞
ご飯・牛乳・チキンカツ・豚肉と白菜の鍋・青菜の胡麻和え・白菜とわかめの味噌汁・みかん
バランス良いで賞
ご飯・牛乳・豚肉と野菜のごま炒め・きゃべつときのこの特急煮・洋風白和え・さつま芋の塩ドレッシング・白菜とわかめの味噌汁
◎レシピご希望の方は、普及検査係までご連絡下さい。 024-567-4711
「多くの方がたとの出会いに感謝して」
県中教育事務所 指導主事 井間 眞理子
昨年4月県中教育事務所に赴任することが決まった時は、他管内勤務ということもあり不安で一杯だったことがつい昨日のことのようで、あっという間に1年が過ぎようとしています。食育推進モデル地域事業では小野新町学校給食共同調理場の協力のもと食育の在り方について一緒に勉強する機会を与えていただきました。また、多数の講演、計画訪問、研究授業等で県中管内を回り、他の2人の栄養教諭と互いに力をあわせ、食育活動にあたってきました。出会う先生方、調理員さん、そして同じ仲間たち、みなさん一生懸命職務に専念されており、たくさんの出会いから多くの学びがありました。その中の取組みの一部をホームページの「食育だより」で紹介させていただきました。今までの貴重な経験を生かし食育を通して、子どもたちに食の持つすばらしい贈り物を届けるお手伝いをさせていただき、お役に立てるようにこれからも努力したいと思います。
「栄養教諭になって」
県中教育事務所 指導主事 二瓶 美智子
栄養教諭となりまもなく1年を迎えようとしています。この1年、県中教育事務所に勤務し、多くの方々と出会い、たくさんのことを学ばせていただきました。
その一端を紹介すると、食を通して子どもたちと向き合い、一人一人の子どもをどのように育てて行くかを考え、食の授業に取り組んでいる先生方や学校栄養職員の方。子どもたちの健康を願い、一緒に給食を食べながら食の指導にあたっている調理員の方。子どもたちに体験を通して食の大切さを学ばせようと取り組んでいる幼稚園や学校。地域の人材を活用して食育に取り組んでいる学校などすばらしい実践を知ることができました。
また、食育推進モデル地域事業では、須賀川市岩瀬学校給食センターの学校栄養職員の方と一緒に、受配校の食育に取り組むことができました。これまで一人職として勤務してきた私にとって、学校栄養職員の方と2人で試行錯誤しながら食育を推進できたのは、大きな財産となりました。
県中管内での多くの出会いに感謝し、今後は、これまで学んだことを生かして、少しでも地域の食育推進に貢献できるよう努めて参りたいと思います。
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