財団法人福島県学校給食会
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給食会だより
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給食会だより 2008年 1月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
  半世紀ぶりに文部科学省が学校給食法の見直し案を示しました。学校給食の目的が「栄養改善」から「食育推進」へと変わります。食育の中で学校給食の位置付けがさらに高まっていきそうです。
 第2回米飯学校給食献立集作成委員会  】
  12月7日に本会において、「米飯学校給食献立集」に掲載する料理の調理と写真撮影を行いました。前回は、献立集作成委員3名から地元農産物を活用した米飯給食に合う献立約25品が考案され、その中でも選りすぐりの8品を調理しました。今回は、浜通りの食材を活用した献立を中心に作成しました
 

あさりキムチごはん(小学校1人当たり分量) ほっきごはん (小学校1人当たり分量)
材料 (g) @白菜キムチは2cm幅にカットし、あさり、調味料とともに炊く。
A炊き上がったらよく混ぜ、きざみのりをちらす。

白菜キムチ1kg 820円
 細かく刻んであるので、そのままお使いいただけます。
材料 (g) @ ほっき貝は細かく刻み、油揚げ・にんじんは千切りにする。
A 油で材料を炒め、調味料を加え煮る。
B 炊き上がったごはんにAを混ぜる。

冷凍ほっき貝 1kg2,700円
 ボイル後刻んであるので、そのままお使いいただけます。
精白米 70 精白米 70
あさり水煮 15 冷凍ほっき貝 20
白菜キムチ 30 にんじん 8
清酒 3 油揚げ 5
しょう油 4 0.5
きざみのり 0.2 三温糖 0.8
  しょう油 4
清酒 1
みりん 2



   この表彰は、学校給食の実施内容が優良で、他の模範となる学校及び学校給 食共同調理場、並びに学校給食の普及及び改善充実に寄与された方々に対し、その功績を讃えるために福島県学校給食研究会と連名で行っているものです。  

石川町立石川中学校長 冨岡 高春

  平成19年度学校給食優良団体として栄えある表彰を受賞しまして、誠にありがとうございます。身に余る光栄に存じます。
 本校の給食は、自校給食で調理師2名、臨時調理師2名の計4名で、毎日約570食を作っています。
 本校での実践については、特別なことをしておりませんが、学校教育活動全体を通して、特に、学習指導や、生徒会活動、PTA活動の中に、栄養技師を中心に学級担任も、「食に関する指導」を充実させるよう努めています。栄養技師(栄養教諭有資格)による積極的な授業を行い、給食担当教員や学級担任と連携をしながら、食育の指導を推進しております。
 さらに、今年度は、朝食欠食率ゼロ週間運動を通して、朝食欠食の実態調査を実施し、生徒とともに保護者に、食に関する正しい理解と関心を高め、朝食摂取を基に望ましい食習慣の形成を図るよう取り組んでいます。
 また、本校の自校給食の特色を生かして、「地産地消」「手作りを基本に」を合言葉に、地元の野菜等を活用したりして生徒へ充実した給食指導をしています。献立には旬の食材や行事食を積極的に取り入れ食文化や伝統食への意識づけをしています。また、リクエスト給食、テーブルマナー給食、バイキング給食、校長との会食などを計画しながら、食べ残しを減らそうと全校あげて取り組んでいます。
 この度の表彰を期に、さらに、「食に関する指導」の充実を図り、家庭と連携を大事にしながら、生徒の望ましい食習慣の形成に努めていきたいと思います。
 今後とも、関係機関のご指導をいただきながら、望ましい食習慣の形成と楽しい給食をめざして、全校あげて取り組んでいきたいと思います。


会津若松市立城南小学校 主任栄養技師 石井 直子

 平成19年9月18日杉妻会館において、学校給食功労者として表彰されました。今回この賞をいただけたのは、周囲の方々の支えのおかげだと深く感謝しております。
 昭和49年に学校栄養職員として採用されてから、給食センターを3ヶ所、単独校を2校経験しました。この間には、米飯給食導入による献立の多様化や、より理想的な給食を求めての強化磁器の使用など、給食の現場にも様々な変化がありました。中でも一番の変化は、学校栄養職員が食育の担い手として授業を行うようになったことです。私たち学校栄養職員が長い間願っていたことが現実となり、とてもうれしく思っています。
 
 仕事をしていく中で、子どもたちに伝えたいと思っていることが2つあります。
1.本物の味がわかり、食べることに感動する人になってほしい。
 そのために、手作りの給食づくりを心がけてきました。心のこもった料理や素材のおいしさに感動することのできる人になってほしいと思っています。
2.自分の食事を自分で作れる人になってほしい。
 以前の勤務校で、中学生を対象に、一本の葉つき大根からいくつの料理ができるか、という実践的な指導をしたことがあります。日常的な経験を多く積むことで、自分の健康を守れる人へ成長できると考えています。

 今年11月に受講した学校給食会主催の学校栄養職員研修会で、群馬大学教授の高橋久仁子先生がこうおっしゃっていました。
「年齢、性をこえて、誰もが身軽に食事を作ることができるということが大切である」と。そういった視点を子どもたちに伝えていく重要性を強く実感いたしました。
 「食べる」という行為は、生きていく上で欠かすことのできないものです。本物の味に感動することで豊かな心を育み、自分の食事を管理することで生きる力を身につけることができます。給食を通して、子どもたちがより幸せな人生を送れるように支援していくことが、学校栄養士の勤めなのだと考えています。
今回の受賞を機に、学校栄養職員として、食育のどの部分を担当するのが一番効果的であるのかをよく見極めながら、これからも子どもたちと関わっていきたいと思っています。



学校給食研究会共同調理場部会部会長
須賀川市長沼学校給食センター所長 小林 良一

  平成19年度「福島県学校給食共同調理場・学校給食センター所長研修会」が11月13日から14日の2日間、(財)福島県学校給食会の協力をいただき開催されました。
 1日目はバス視察で、宮城県柴田町の「株・シバセン」という、イカカツやサケフライ、白身フライ等の製造販売会社工場を訪問しました。食物の製造工場なので、徹底した衛生管理がなされていました。私たちは32名で訪れましたが全員、従業員同様白衣、白帽子、マスク、長靴着用のうえ、抜け毛、手の消毒等厳しいチェックを受けてからの入場でした。工場内の生鮮食品を扱っているラインは低温で摂氏4度に保たれ、食材の品質劣化を防止していました。学校給食も「安全、安心」な給食を提供しなければならないので、この工場での徹底した衛生管理の下、食の安全が守られ、安心して食べられる物が消費者に提供されている現状を見ることができ、たいへん参考になりました。
 2日目は、「給食市場と商品開発」のテーマで東京の「(株)名給」事業部長、小出邦雄氏の講話でした。日本の給食市場の中で、私たちに関係する学校給食の特徴、問題点、対策、商品開発等が話の中心でした。学校給食の特徴は、児童、生徒数が減っている、外部への委託が進んでいる、学校給食の実施率はここ数年横ばい等。問題点は少子高齢化による児童、生徒数の減、給食費の未払い、食育への対応、地産地消の取り組み等。対策として楽しい給食メニュー、食育、郷土色のメニュー、和食メニュー等。商品の開発は、おいしい食物の開発、本物で安全安心な素材、行事食等の考案が必要とのことでした。
 講話は、安定して安全、安心な良い食材を入手するには、計画消費と計画生産が大事だとの提案で終了しました。学校給食センターの仕事を担当して日の浅い私でしたが、2日間の研修は参考になるところが多く、たいへん勉強になりました。




猪苗代町立猪苗代小学校 主任栄養技師 細野 貴世

 「給食を生きた教材」とするための第一歩は、その日の献立に込められた願いを知らせることであり、知らせることは指導の基本である。 以前より毎日の給食時間中の給食指導として「放送による栄養指導」を実施している。 その日の献立や食材、栄養、行事等についての話を栄養士が作成し、それを給食委員会の児童が放送することで、児童会委員会との連携を図っている。しかし、児童一人ひとりの食に対する興味・関心をもっともっと引くためには、どのようにしたらいいだろうかと日々考えていた。 そんなときに「クイズ形式のものをとり入れることは、好奇心旺盛な子どもたちにとても有効である」という先輩栄養士の貴重な実践をお聞きする機会があった。そのお話にすっかり感銘を受けた私は、とにかく毎日継続して行うことを目標に据え、「給食クイズ」を取り入れることにした。クイズの作成には「たべものミニ知識」のCDーROMが大変役に立っている。 そのクイズをそのまま使用したり、アレンジしたり、書物や資料等からヒントを得て、オリジナルの問題を作ったり。また、放送による栄養指導の内容とも関連づけたいと思っていたので、放送を聞いていると答えがわかるようにしたり、ひっかけ問題にしたり・・・と工夫しているところである。そして「こたえ」は、給食終了後給食室前の掲示板に張り出すことにしている。 「給食クイズ」を取り入れるようになってからは、確実に子どもたちに変化が現れた。 高学年ではクラスの日直や給食委員会の児童が、低学年では担任の先生が、クイズを毎日読み上げて、みんなで問題を解いたり、給食室に食器等を戻しに来て「ごちそうさま」を言った後、答えを確認して「当たったー!!」と喜ぶ姿が見られるようになった。
  特に担任がクイズを読み上げて、答えを必ず楽しみにしてくれているクラスの残滓は、目覚ましく減りだした。その変容が嬉しくて、クラスに出向き残滓が減ったこと褒め、調理員さんも喜んでいることを報告した。また、そのことを「給食だより」に掲載し、子どもたちががんばっている姿を家庭にも知らせたりした。 
  先日本校では、全校生対象に「リクエスト献立」を募集し、その中で特によくできている献立を11月に取り入れている。今年は、269名のうち101名の児童から「リクエスト献立」への応募があった。予想以上の応募数の多さに、驚きと感動を覚えた。そんな嬉しい報告も「献立表」や「給食便り」に載せることにした。  
  検証が十分であるとは言いきれないが、子どもたちの食に対しての、そして給食に対しての意識や関心を確実に高め、意欲を引き出し高めることができた実践だったと思っている。


福島市東部学校給食センター 主任栄養技師 高橋 幸子

 受配校の南向台小学校ではPTA学年部会の活動として、毎年「食を考える会」を開催しています。今年度は初めて調理実習を実施するということで、「作ることを通して親子のふれあいを深めてほしいので、子どもと一緒にだれにでも簡単に作れるおやつ作りを」という要望がありました。
 ちょうど4年生を対象におやつについての授業を行っていたので、そのときに実施したアンケートをもとに、 子どもたちのおやつの実態を交えたり、本来のおやつの意義などお話したりしながら、4品の手作りおやつを紹介しました。
 「ヨーグルトあえ」「にんじんがたっぷり入ったホットケーキ」「残りごはんの乾燥せんべい」、昔ながらの「がんづき」というメニューです。短い時間の中での実習ということでせんべいとがんづきはデモンストレーションと試食のみとしました。
 最初は手の込んだものを考えましたが、料理が得意な人ばかりではない、共働きの人が多く作る時間が限られるなどのお話を聞いて、いくつかのレシピを提案しその中から役員の方たちと相談しながら実習するものに絞っていきました。ちょっと簡単すぎたかなという思いもありましたが、約40名の方が参加し、にぎやかに楽しそうに実習をしていました。役員の方たちの協力もあり、私自身楽しみながらできたおやつ作り教室でした。


石川町立石川中学校 主任栄養技師 吉田かいで

  
 毎年実施している学校行事の一つに、3年生のテーブルマナーがあります。今年度も2年生が校外で職場体験活動を行っていた11月6日から10日に実施しました。テーブルマナーの経費は修学旅行の時や、他学年より3学期が早く終了するための欠食分の給食費を充てています。事前指導として3学年集会を設定し、テーブルマナーの気配りや心遣い、 また食器の扱い方、フォーク、ナイフの使い方などを指導します。また、みんなで会食をするときは、楽しい雰囲気の中で美味しくいただくこと、そのためには、周りの人に不快感を与えない心遣いが必要と指導しています。
 本校のメインディッシュは地元産の「はちみつ牛」です。レストラン同様、洋食のフルコースをウエーターやウエイトレスに扮した生徒が順次料理を運ぶようにしています。会場には教職員の協力で季節感あふれるオブジェや絵画を飾り、「BISTRO石川」にはゆったりとした時間が流れ、美味しい料理を堪能するよう工夫しています。


     

     



 次に、第2回朝食欠食ゼロ週間に当たり、給食主任を中心に全職員で取り組んだものとして、職員室前の廊下に、食育に関する掲示物コーナーを作りました。朝食を摂ったときの体内の熱の上昇をさし絵などを使って作成したものや、各学年毎に朝食欠食数を記入する表や、前回作成させたポスターや標語などを掲示しています。またお昼の校内放送では、朝食摂取を啓発したり、朝食に関する内容の作文を発表したり、我が家の朝食アイディアを募集したりしています。





新年明けましておめでとうございます
  本年も皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げるとともに、当会物資のご利用をお願いいたします。

        ― 職員一同 ―


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