財団法人福島県学校給食会
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給食会だより
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給食会だより 2007年 11月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
  冬に向かって、寒さに負けない体力づくりとカゼを予防するための食事と生活習慣に心くばりをしたいものです。
【  平成19年度学校給食用パン品質調査結果協議会開催  】
 10月19日、杉妻会館において開催しました。
 パン品質調査は、学校給食用パンの品質向上を図るため実施しています。
 今年度は、9月14日から9月26日にかけて、県内4会場で64工場の食パンについて品質調査を実施しました。
 調査結果については、判定が「優」「良」「可」「量目不足」のうち、64工場全てが「優」でした。
 協議会においては、福島県教育庁健康教育グループ、学校栄養職員の代表、日清製粉(株)、福島県パン協同組合、福島県学校給食会が参加し、調査結果をもとにより一層のパン品質の向上を図るための話し合いが行われ、パン品質調査審査員の日清製粉(株)東部本部仙台営業所 秦部長代理より、他県の審議会と比較して外相・内相ともに良好であり、今後も品質の維持に努めていただきたいとの講評がありました。



 
矢吹町立矢吹中学校   
主任栄養技師 上遠野朋子
  過日、全校生徒を対象に『朝食に関するアンケート』調査を実施したところ、5%の生徒に朝食欠食がみられ、食べない理由としては「食欲がない。」「時間がない。」が半数以上を占めました。また95%の生徒が朝食を食べていますが、その内容は「主食+主菜」「主食+汁物」「主食だけ」などの回答が多く、「主食+主菜+副菜+汁物」と栄養バランスの整った朝食を食べている生徒は32%でした。
 そこで学校保健委員会では『朝食欠食0をめざして』をテーマに給食委員が調べ学習し発表しました。まず、朝食の役割について説明後、朝食欠食が体に与える悪影響を発表し、次に朝食はどのようにとればよいか調べたことを発表しました。具体的には、「主食+主菜+副菜+汁物」が基本であることや、和食の場合と洋食の場合のメニューの提案、簡単な朝食メニューなどを紹介しました。また、朝食が食べたくなるポイントとして「夜ふかしをしない。」「毎日決まった時間に食卓に着く。」「少しずつでも食べる習慣をつける。」「夜食を控える。」「10分早起きする。」などがあげられました。最後に、朝食を食べてこない人が食べられるようにするにはどうしたら よいかを生徒・PTA・行政・教職員ごとに協議を実施しました。生徒からは「早寝・早起きをする。」「親に協力してもらう。」PTAからは「水を飲んで胃を刺激し、食欲をおこす。」行政からは「親への食育も必要。」学校からは「早起きして軽い運動をし、家族全員で食べられるようにする。」などと活発な意見交換が行われました。
 この結果は給食だよりや保健だより、学校だよりを通して各家庭へ知らせ、朝食の重要性について意識を高めることができました。さらに、校内文化祭では朝食に関する掲示物を作成して展示し、生徒や保護者のみならず、地域住民の関心をも深めることができました。
 今後も、単に朝食欠食者を減らすだけではなく、摂食者の食事内容や、給食、夕食の喫食状況、食と生活リズム、背景にある家庭の状況にも目を向けた指導計画を作成し、学校、家庭、地域と連携を図りながら、啓発活動を行っていきたいと考えます。




福島市立大波小学校 養護教諭 阿部恭子

 大波小学校における食に関する指導は、給食主任だけが指導にあたるのではなく、「食に関する指導全体計画」をもとに教育活動全体の中で指導にあたるとともに、家庭との連携を図った指導に努めてきました。その際、『食に関する6つの指導の観点』(1.食事の重要性 2.心身の健康3.食品を選択する能力4.感謝の心 5.社会性 6.食文化 )を実際の指導に関連づけて具現化を図ったことにより、内容が偏ることなく指導を進めることができました。
 指導の一例として、学級活動の実践を紹介します。


〜食に関する指導の観点との関連「心身の健康」「社会性」〜

1.事前の十分な話し合い
 学級担任と養護教諭がTTで授業を進めるために、事前に十分な話し合いの時間をもちました。この話し合いの中で児童の実態を把握し、児童に必要なことを身につけさせるための授業の流れや役割分担等を明確にすることが大切であると考えます。
2.自己決定と意欲の継続
 今回は、1年生という発達段階から、教師の一方的な説明にならないよう配慮しながら教師や友達と一緒に解決方法を考え、自己決定ができるようにしました。
 学級活動では、今後の生活に生かすために自分で取り組むことを決め、実践 していこうとする意欲を持たせることが必要です。
3.教材作成の工夫
  児童の興味関心を高め、指導内容の理解を深めさせるためには、教材の工夫が必要と考えます。児童の実態にあう教材の作成に努めました。

@ 普段の児童の給食を食べている様子の絵
 学級担任と話し合い、給食の時間によく見られる様子を絵に表し、提示しました。自分の食事の仕方を振り返らせ、一人ひとりが自分の問題点をとらえるようにしました。
A 正しい箸の持ち方の模型
 箸を正しく持てない児童が多いことから、児童がいつでも正しいはしの持ち方をいろいろな方向から見て確認し、練習できることを目的として紙粘土で模型を作成しました。  
B 箸の持ち方のプリント
  家庭で練習するため、また、家庭への啓発もかねて資料「はしのもちかた」を作成し、配付しました。
 C ふりかえりカード
  自分のめあてを決めた後、保護者に励ましの言葉を書いてもらい、その言葉を見ながら、1週間がんばれるよう工夫しました。一方向的な情報提供にとどまりがちな家庭との連携ですが、双方向的な連携がとれる形になりました。



クッキング自給率
(料理自給率計算ソフト)

 農林水産省では、料理の自給率を簡単に計算できる「クッキング自給率(料理自給率計算ソフト)を作成しました。このソフトを使用すると、料理に使用される食材とその量から、簡単にカロリーベースの食料自給率を計算することができます。また、食事バランスガイドでみたバランス(SV数)も算出できます。
お問い合わせ先 福島農政事務所農政推進課 п@024-534-4145
           東北農政局企画調整室地域分析係 п@022-264-1111(内線4258)
< ソフトのダウンロード >
「クッキング自給率」は、農林水産省ホームページ内「食料自給率の部屋」から無料で自由でダウンロードできます。
  http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/zikyu03.html





   「これからの食育のために」
いわき教育事務所 指導主事 橋本恵久子

 いわきに赴任して半年がたちました。この間、多くの方々との出会いと支えにより勤めることができました。
食育推進モデル地域事業では、いわき市南部学校給食共同調理場のご協力をいただいています。モデル事業の活動や講演、学校での保護者対象の講話、授業等を行う中で、栄養教諭として県食育指針の普及に努め、指針の目指す「食べる力」「感謝の心」「郷土愛」を育む効果的な取り組みを模索しているところです。いわき郷土料理体験料理教室や食育体験ツアー実施の成果として、児童や保護者の方から楽しみながら食育活動を行うことができたという声を聞くことができました。また、市のイントラネットを活用して学校給食センターと学校間で各種の情報をやりとりすることができ、互いの連携を深めることができたと思います。
 今後、これらの取り組みが家庭における食指導の啓発までつながるとよいと考えています。これからも「連携」をキーワードに食育を進めていきたいと思います。

          

   「栄養教諭になって」
いわき教育事務所 指導主事 櫻井長子

 いわきの地で、新任栄養教諭として着任してから早いもので半年が過ぎました。
 振り返れば、4月は食育推進モデル事業やスーパーマーケット食育体験ツアーの学校の選定や慣れない文書の発議に何度もご指導をいただきました。
 5月は、いわき市教育委員会主催の「食育指導講座」の講師をお引き受けし、「パワーポイント」に初挑戦、「〜ふくしまっ子 食育指針〜」を無我夢中で伝えました。
 6月、7月、9月は、スーパーマーケット食育体験ツアーを実施しました。小学生が買い物ゲームやサラダ作りを体験し、食べ物に対する理解を深めることができました。
 この半年間で、いわきの多く方々との出会いがあり、その方々との交流から、いわきの農業(ねぎ・小松菜・なめこなど)、水産業(秋刀魚・鰹・めひかりなど)の豊かな食材とそのおいしさを知りました。今後は、それらを域内の児童生徒に伝えたいと思います。             


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