
県南教育事務所の遠藤則子栄養教諭に支援していただき、中学校1年生を対象に食育講座を行いました。講話の内容は成長期の食事で、文部科学省食生活学習教材「食生活を考えよう」と学校給食会の貸出教材「野菜1日350gフードモデル」「簡単手ばかり栄養法フードモデル」を活用して指導しました。
生徒には、家庭から持参させた小学校の健康カードから自分の身長・体重を食生活学習教材の身長・体重成長曲線に転記させ、各自の成長の変化を確認させました。次に、栄養士より中学生期の発育の特徴や成長期に必要な栄養であるたんぱく質・鉄分・ビタミン・カルシウムについて説明しました。最後に、給食での残滓量のグラフと食育講座当日のサラダの残滓実物を見せて、野菜の働きの大切さを説明しました。フードモデルを提示しながら、1日の野菜摂取量を確認したところ、子どもたちは1日に摂取しなければならない生の野菜量の多さに驚いていました。しかし、野菜をゆでたり炒めたりすることで量が減って食べやすくなることを説明すると、積極的に野菜を摂取しようとする意欲が高まったようです。子どもたちは実物大のリアルなフードモデルを見たり触れたりすることで、具体的な摂取量も理解できました。
今後も子どもたちが食に興味関心を持ち、望ましい食生活や食習慣を身につけられるよう、今後も食育に取り組んでいきたいと思います。

福島市立大波小学校 養護教諭 阿部恭子

今回、6年生の保健学習「生活のしかたと病気」(「病気の予防」)の授業を担任とTTで実施しました。
今、健康に過ごしている子どもたちは、生活習慣病を「大人の病気」と考えています。その子どもたちに生活習慣病について理解させ、子どもの頃から予防のための生活を心がけさせるという学習内容は、大変難しいものです。
そこで今回は、生活習慣病の起こる原因を食生活に絞り、二つの体験活動を取り入れて授業を行いました。
一つめは糖度計を使いジュースやアイスに含まれる糖分を確認し砂糖の量に換算し、糖分のとり過ぎについて考える活動です。
二つめは健康な血管と脂肪がたまった血管を比較し、病気の起こり方の理解を深める活動です。血管を比較する活動では、自作の教具の他に学校給食会からお借りした血管模型も活用しました。血管内の脂肪のたまり方や、たまった脂肪によって血流が滞る様子を見てさわって確認することができました。子どもたちからは、「血管に脂肪がつくと、血液がつまってしまうことがわかった。」「これから甘いもののとり過ぎに気をつけていきたい。」等の感想が多く挙げられました。
今回、見て触れて動かしてという体感をとおしての学習が、子どもたちの知的好奇心を刺激し学ぶ楽しさを味わわせるということを再確認いたしました。すばらしい教材を借用することができ、学校給食会に改めて感謝いたします。
これからも、子どもたちに楽しく理解を深めさせるための教材の工夫を心がけていきたいと思います。