財団法人福島県学校給食会
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給食会だより
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給食会だより 2007年 7月号
ホームページアドレス http://www.fgk.or.jp/
  梅雨が明ければ、本格的な夏の到来です。暑さのために、食欲がない、だるいなど体調をくずしやすい時です。食生活の面からも、夏バテ対策を行い、元気に夏を乗り切りましょう。
【 第1回食育に関する調査研究会 】
 本会では昨年度より、食育に関する調査研究会を設<理事会・評議会>立し、20名の学校栄養職員、養護教諭らによる給食時間の食に関する指導や肥満や偏食などの個別の事情に応じた相談指導をテーマに調査研究を実践しています。本会において6月11日、新たに8名の委員を迎えて第1回食育に関する調査研究会を開催しました。
 今回は、財団法人竹田綜合病院看護師 田中裕子氏と公立大学法人福島県立医科大学附属病院専門栄養技師 中村啓子氏を講師に迎え、「カウンセリング技法」と「生活習慣病の個別指導」と題して講義を行いました。 
 「カウンセリング技法」では、頭ではわかっているのに行動を変えられない心のしくみとカウンセリングの基礎基本である観察法、傾聴法、確認法、共感法を分かり易くお教えいただき、さらに委員同士でのカウンセリング技法の演習も行いました。「生活習慣病の個別指導」では、小児肥満、糖尿病等の指導事例や患者対象の小児サマーキャンプの取り組みなどをお話いただきました。長年、小児糖尿病の患者を指導してきた中村氏は「@母親がキーパーソンなので、よく観察すること。外交的な母親は変容が早いのに対して、内向的な母親は慣れてくると本音を出すので、焦らず待つことが大切。Aできたら褒める。褒めてから指導すること。B指導後は結果を目に見える形で返してやること。日誌、体重測定のグラフが効果的である。」など学校現場でも活用できる指導事例をお教えいただきました。委員からは、「脳内物質が出ないと長続きしないということから生活習慣を変えることがいかに難しいかを痛感させられました。」「個別指導においては、親とのかかわりが重要だとわかりました。患者対象のサマーキャンプなど病院ならではの取り組みを知ることができて勉強になりました。」などの感想がありました。
 協議においては、県教育庁教育指導領域健康教育グループ主任栄養技師 野内容子氏を指導助言者に迎え、各ワーキンググループの昨年度の実績報告や本年の研究内容の検討等について活発な意見が交わされました。

※ 食育に関する調査研究会委員20名を紹介します。

委員名

所属先

委員名

所属先

遊佐恵美

福島市立福島第一中学校

志賀敦子

小野新町学校給食共同調理場

菊地金子

福島市立杉妻小学校

双石良子

白河市学校給食センター

武田慶子

福島市立福島第四小学校

鈴木百代

塙町学校給食センター

籏野梨恵子

福島市立鎌田小学校

松谷祐子

会津若松市立謹教小学校

佐藤惠子

福島市立清水小学校

長嶺恵美子

会津若松市小金井地区学校給食センター

三浦輝美

桑折町学校給食センター

湯田としみ

南会津町立田島小学校

伊藤美穂子

安達学校給食センター

★泉 政子

浪江町立津島地区学校給食共同調理場

☆佐藤由美子

郡山市立開成小学校

小泉弘子

相馬市立桜丘小学校

吉村浩美

郡山市立薫小学校

橋本麻弓

いわき市立平南部学校給食共同調理場

酒井良枝

郡山市立中学校第二学校給食センター

鮎瀬美鈴

いわき市立川部小学校

  ★ 委員長1名  ☆ 副委員長1名 

【  学校給食管理システム研修会  】
<理事会・評議会>  学校給食管理システムの操作方法の研修会が6月12・19・26日3日間にわたり開催されました。
  平成14年度より学校給食業務全般の事務の合理化に役立てていただけるよう、学校給食管理システムパッケージソフトを無償で貸出しし、既に123箇所の学校給食関連施設でご利用いただいております。
  このシステムの特徴は、最新の食品4,000件や標準料理350件のデーターが提供されることにより、1〜2ヶ月かかる食品の登録の必要がなくなり、登録料理より自分の料理をコピーで作り出すことができますので、速やかに日常の栄養管理業務にお役立ていただけます。  
  本年も引き続き、貸出先を個別に訪問し細やかな操作指導を行い、さらに方部単位でのグループ研修会を開催して、本システムの一層の定着化を図っていきます。
【  第1回学校給食用物資委員会開催  】
<理事会・評議会>  去る、6月14日本会において開催されました。
 委員会の委嘱委員のメンバーも新しくなり、委員長・副委員長の選出と学校給食用物資選定基準及び方法についての説明を行いました。
 物資委員会では、本会が取り扱う物資の選定及び開発等について調査研究を行い、物資供給・あっせん業務の適正化、円滑化を図っていきます。
 物資選定にあたっては、食品衛生法等の法令及び使用基準を遵守しており、良質安全で適正な価値を有し、学校、共同調理場等のニーズに応えられるものを選定することを基本的な考えとしています。
 協議等終了後は、本会食品検査室にて検査技師より食品検査の工程の説明を行い、その後冷凍食品工場「トーニチ(株)」の視察を行いました。
※ 学校給食用物資委員会委員18名を紹介します。

委員名

所属先

委員名

所属先

  野内容子

県・健康教育グループ

上原子昌代

福島市立野田小学校

  千葉 茂

県・健康教育グループ

斎藤明美

福島市立吉井田小学校

  小檜山智晶

会津若松市教育委員会

畠山令子

福島市西部学校給食センター

☆鈴木美智代

南相馬市教育委員会

増子かおる

郡山市立桜小学校

  長尾有里

二本松市立塩沢小学校

西牧智代子

棚倉町学校給食センター

  伊藤美津子

泉崎村立泉崎中学校

永井マユミ

湯川村学校給食共同調理場

★小川康彦

須賀川市長沼学校給食センター

渡部美代子

南会津町立伊南学校給食センター

  會田辰巳

いわき市立三和学校給食共同調理場

一ツ松幸子

いわき市立田人学校給食共同調理

☆長嶺恵美子

会津若松市小金井地区学校給食センター

木幡千賀子

浪江町西地区学校給食共同調理場

  ★ 委員長1名  ☆ 副委員長2名


給食大好き!清水っ子
いわき市立三和学校給食共同調理場 副主任栄養技師 上遠野保子
 いわき市の北端に位置する三和地区は、小学校・中学校合わせて9校の小規模校(合計415食)があります。そのほとんどの学校が複式学級をとっており、食に関する指導は異学年で実施することが多いようです。
 今回、野菜が苦手な児童が多い小学校1・2年生対象に、学級活動「やさいの大切さを知ろう」をテーマに特別非常勤講師による授業を実施させていただきました。
 教材は、調理前の生の状態として給食会の「野菜1日350gのフードモデル」と「茹でた状態の実物」を提示し、実際に見たり、触れたりして体感してもらいました。子どもたちからは、1日に摂取しなければならない生の野菜の量の多さに驚きながら、「こんなに食べなくちゃいけないんだ。でもゆでたら食べられそう。」とつぶやきが聞かれました。
 私は、1日に必要な野菜の量を、重さだけではなく見た目で提示した方が、子どもたちにとっては分かり易いのではないかと考え、毎回指導時には必要量の野菜を教材として準備してきました。しかし、準備に時間がかかり出費もかさむのがネックでしたので、このたび「フードモデル」を活用させていただけるようになり大変助かりました。
 今後も、様々な教材を活用し、子ども達のために食に関する指導に取り組んでいきたいと思います。 
 ※指導案をご希望の方は普及検査班までご連絡下さい。
本校の取り組み

南会津町立伊南学校給食センター 主任栄養技師 渡部美代子

 本校において、6学年を対象に、毎年恒例のテーブルマナー給食を実施しました。国際化や生活様式の欧米化が進み、洋食を食べる機会も多くなっています。そのような中で、楽しいコミュニケーションのあり方を体験させたり、正しい食事のマナーの必要性に気づかせたりすることがねらいです。
 テーブルフラワーが飾られた華やいだ雰囲気の中、会食が始まりました。はじめは、大変緊張気味の子どもたちでしたが、食事がすすむにつれて、少しずつ緊張もほぐれ、ゆったりとした時間の中で会食を楽しむことができたようでした。ファミリーレストランで食事の経験はあっても、正式なマナーは初めてという子どもたち。児童の感想には「最初は緊張していたけれど、やっているうちに楽しくなってきた。これからは家でもマナーに気をつけていきたい。」や「テーブルマナーを経験して、お皿を持ってはいけないことなど、ふだんの食べ方とはちがうところがたくさんあることが分かりました。はしってとても便利だなと思いました。」などがありました。
 テーブルマナーを体験することによって、正しい洋食のマナーについて関心を深めたり、和食のマナーの良さを再認識したりできたようです。
※指導資料・レシピをご希望の方は普及検査班までご連絡下さい。



本県で初めての栄養教諭が12名採用されました。今月は、県南、相双教育事務所に配属されました栄養教諭(指導主事)をご紹介します。

「新採用栄養教諭として」
                             県南教育事務所 指導主事 遠藤則子
 食育基本法、食育推進基本計画に基づき、「福島県食育推進計画」が策定され、食育元年の今年度より福島県でも念願の栄養教諭が誕生しました。所属校にとどまらず、県内全域の食育の推進という目的で教育事務所勤務という全国でもめずらしい配置となり、様々な研修を積みながら、域内の食育推進をスタートさせたところです。
 私の所属する県南教育事務所では、西郷村をモデル地域に選定し、文科省委託の「地域に根ざした学校給食推進事業」とタイアップさせていただき、学校・給食センター・地域と連携し効果的な食育の在り方の検証や、食育体験ツアーなどを実施します。 さらに,域内の「早寝早起き朝ご飯」を推進し,半分以上の学校が欠食率10%以下にすることを目標に掲げて,食育の充実を図るとともに、給食センターの衛生管理を重点事項にして健康教育を推進します。自らがコーディネーターとなり、「生活リズムを整えて,からだイキイキ,こころワクワク、成績もアップ!」、朝から元気な子どもをどんどん増やしていきたいと思います。




「栄養教諭に就いて」    
                           相双教育事務所 指導主事 赤津由紀子 
 栄養教諭として採用され、4月から相双教育事務所に指導主事として勤務しています。栄養教諭が指導主事として教育事務所に配属されるということは全国でも初めてだそうで、今までのように所属する学校や共同調理場の中だけでなく、広い視野で食育をどう推進していくかというコーディネーター的役割を課せられているのだと責任の重さを感じています。「ふくしまっ子食育指針」をもとに、子どもたちが知識だけでなく実践力を身につけるための食育のあり方や、学校・家庭・地域が一体となって食育に取り組むための方策などを提案し、域内全体の食育推進に努めていきたいと思っています。毎日が試行錯誤ですが、大変な中にも得るものはたくさんあると日々実感しています。また、多くの方々との出会いもこれからの仕事をしていく上での大きな力になると思います。不慣れな土地での仕事に不安でしたが、温かく迎えてくれた方々、励ましの声をかけてくれた仲間に感謝します。


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