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新設委託工場紹介(株式会社銀嶺食品)

株式会社銀嶺食品(福島市上鳥渡表前27-1)
製造部部長 及川和彦

「福島市上鳥渡から、おいしいパンをご提供します。」

弊社は現在、福島市、伊達市及び会津方部の一部の学校へ1日当たり約7,000食のパンをお届けしています。

平成30年7月に福島市泉の旧工場から同市上鳥渡の新工場へ移転し、稼働から5か月が経過しました。

新工場では今までのよいところは承継しつつ、省スペース化、パン製造体制の若返り、新しい製法へチャレンジすることに取り組んでいます。工場設備の特徴は、生地の分割・成形の自動化と、焼成機をトンネルオーブンからラックオーブンへ切り替えた点にあります。ラックオーブンは整形生地をラックに乗せた状態で焼成するため、前工程の発酵から焼成、冷却までが一貫した作業でできるようになりました。他方で、従来のトンネルオーブンと異なり、ファンで熱風を循環させた中でラックを回転させムラなく焼き上げる方式のため、表面の乾燥を抑えた理想的な焼成と従来通りの焼き色に合わせる調整を追求していく必要があります。

このため、これまで銀嶺のパン職人の中で培われた製法を新しい設備に合わせて見直す必要がありました。併せて、新工場では若い世代が活躍する機会の創出と学校給食へ継続して関われる組織となるために製造体制の主力を20歳代へシフトしています。現場には自分の納得がいく「おいしいパン」作りの追求という職人的な側面と、1,000食を超える製造に機器を駆使して対応する工業的な面の双方を求めています。自分たちで解決が難しい問題は外部の技術指導を受けて解決にあたっています。

今後はコッペパン、食パン、サラダパン以外に、例えば果実を活かしたパンを提供するなど、学校給食を楽しみにしてもらえるよう提案していければと考えています。

パンを通じて自然の恵みを味わっていただく機会と、そのパンを創出し、製造する楽しみに関わるメンバーが増えるよう意識して、これからも未来を担う子どもたちへ「おいしいパン」を提供できる機会を大切にし、福島の食育に貢献してまいりたいと考えております。